自ら考え発信する英語ICTの授業【動画】
本校のICT教育の取組みについて、自ら考え発信する英語の授業ICT活用で効率アップをはかる「英語」の『Show and Tell』の取組みを紹介いたします。
1. 本校のICT教育推進の目的=アクテイブラーニング型授業展開
本校は2019年から中高ともに『S(スーペリア)探究コース』と、『LA(ランゲージアーツ)コース』の2コースを新設しました。
2021年度の次期学習指導要領の実施を前に、先行的な取り組みとしてアクティブラーニング型授業への転換を図っています。
▶️ 聖徳大学附属女子中学校高等学校のICT活用授業紹介
このような取組みの中から、ICTを活用した英語の授業での「主体的・対話的な学び」の様子を紹介します。
2. 英語を使って自分の言葉で伝える発信力を育てる
本校では、実践的な英語力を磨くため、中3の修学旅行は全員がオーストラリアでのホームステイを体験します。
ホームステイ先でスムーズに自己紹介ができるように、中2のうちから少しずつ時間をかけて準備を進めているのが『Show and Tell』です。
『Show and Tell』は、自分の好きな物や写真を紹介する欧米では定番のアクティビティ。
どんな英文で何を紹介すれば自分を理解してもらえるのか、生徒それぞれが考え、学年最後の授業で発表。互いに意見を出し合い、改善点を考えます。
授業で習った単語や文法を使って言葉を紡ぐには、問題演習だけでなく、自分で書いたり、話したり、表現力をつけていく必要があります。時間がかかっても間違いを恐れず、伝えたいことを知っている言葉で話してみる。相手に通じなかったら、ほかの言葉に言い換えて何度でも言ってみる。そのような“英語で語る”実践経験が必要なのです。
英語科では、「これからは自分で考え、自分の意見を英語で発信する力が求められます。そのため、英語学習では実際の場面に置き換えて、実践的に自分から話すことを大事にしています」と考えています。
3 . ICTの充実で考える・発信するに集中できる
この取り組みで活躍するのがiPadです。
プリントや教材は必要に応じてPDF化して学校のサーバーに置き、ファイルを各自がダウンロードして活用しています。プリントの配付・提出などにかかる時間を減らすことで、授業内に生徒が十分に考え、活動する時間が取れるようになりました。
『Show and Tell』の発表でも生徒は手馴れた様子でICT機器に自分のiPadを接続し、教室のスクリーンに画像を投影して説明を始め、発表もスムーズに進み、生徒はやるべき活動に集中できます。
生徒自身が考え、試行錯誤する取り組みとICTの使いこなしが、英語で発信する力を効果的に伸ばしているといえるでしょう。
以下は受験広報誌『私立中高進学通信2019年6月号』で掲載された英語学習の『Show and Tell』の取組みの記事です。
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