東京国立博物館デジタルコンテンツの利用
iPadを活用した鑑賞学習では、博物館・美術館・大学等のインターネット上に公開して いるデジタルコンテンツを調べ学習として利用しタブレット上で鑑賞することがあります。
これまでの鑑賞学習では教科書図版や副教材や模造紙大の鑑賞図版を全員で確認したり、展覧会図録や美術全集などの回覧鑑賞などを行い、鑑賞対象を確認してきました。
東京国立博物館では、館蔵品を中心とした文化財の写真資料を作成や収集、文化財の調査研究や修理、展示などの機会に撮影された写真や、寄贈されたフィルムなどについて、 広く一般にご利用いただけるよう、デジタル化して公開・提供しています。
東京国立博物館のWEBサイトでは、それらの写真フィルムをデジタル化した画像およびデジタル撮影により作成された画像のうち、 東京国立博物館が所蔵する文化財の画像(約112,000枚 / 2017年3月現在)を検索することができます。
本校では芸術科の鑑賞授業で東京国立博物館が保管しているデジタルコンテンツ(画像、テキスト等)で活用しています。
利用にあたっては、東京国立博物館のhttp://webarchives.tnm.jp/ で公開しているデジタルコンテンツ(画像検索、データベース等)に限り、非商業目的で下記の「デジタルコンテンツ無償利用条件」(以下「本条件」という)を満たすご利用の場合は、特別な手続きを経ることなく無償で複製、加工、出版物やウェブサイトへの掲載等を行うことができます。」とされていますので、利用条件を確認しながら鑑賞しています。
【平安時代の名筆 「高野切古今和集」を鑑賞する場合の例】
手順1 東京国立博物館 画像検索から「書跡」を検索。
手順2 「高野切古今和集」巻第19の部分が開きました
手順3 本文に授業で学習する「みはすてつ こころをだにも・・・」の原本が開きました。
同様に「源氏物語」や「唐時代の楷書の名品」を閲覧することができました。
また淑徳大学では、中国石刻拓本デジタルア-カイブズを公開しています。このデジタルアーカイブスのデータの印刷及びダウンロードは、個人の調査・研究を目的とする場合に限り行うことが出来ます。
【淑徳大学 中国石刻拓本デジタルアーカイブズ】
歴代碑帖拓本1のページです
孫秋生造像記の整本です。整本とは、原石の大きさのままの拓本をさす術語で、原石の全体像のことです。
それぞれのデジタルコンテンツ無償利用条件には、「出典および責任の明示」や「無保証及び免責」「著作権の適用」などの記載が必ず明記されていますので、プレゼンテーションなどの引用の際は、記載内容を守っての活用がより求められています。
東京国立博物館 画像検索
淑徳大学 書学文化センター 中国石刻拓本デジタルア-カイブズ
探究学習「法帖と拓本」では、書道の鑑賞授業について掲載しております。
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